ブラジルの学校で銃撃 3人死亡、11人負傷
(CNN) ブラジル南東部エスピリトサント州の2つの学校で25日、銃を持った人物が発砲し、地元当局によると、少なくとも3人が死亡、11人が負傷した。
事件は州都ビトリアの北約80キロに位置するアラクルスで発生した。
防犯カメラには半自動小銃を携帯し、軍服姿で顔を覆った容疑者の姿が映っている。
容疑者は警察に逮捕された。当局は身元を公表していないが、CNN提携局のCNNブラジルは16歳と報じている。
エスピリトサントの州知事はツイッターで、治安要員が襲撃犯を取り押さえたと説明。3日間の公式の服喪を宣言するとともに、事件が起きた理由を引き続き捜査する方針を示した。
公安相はCNNブラジルの取材に、警察は防犯カメラの映像から単独犯とみていると述べる一方、事件の詳細について確認するにはさらなる捜査が必要だと認めた。
公安相によると、容疑者の男は施錠を破壊して学校に侵入し、教員室に向かった。その後別の学校に移動して、さらなる犠牲者を出したという。
ブラジルのルラ次期大統領は事件を「不条理な悲劇」と形容。「エスピリトサント州アラクルスの学校で起きた襲撃事件について知り、悲しみを覚えた。私はこの不条理な悲劇の犠牲者の家族と連帯する」とツイートした。