親ロ派指導者、死亡したロシア兵を称賛 国防省「携帯電話使用が原因」

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自称「ドネツク人民共和国」のトップ、デニス・プシーリン氏/Alexander Ermochenko/Reuters

自称「ドネツク人民共和国」のトップ、デニス・プシーリン氏/Alexander Ermochenko/Reuters

(CNN) ウクライナ東部ドネツク州の一部を実効支配する自称「ドネツク人民共和国」のトップ、デニス・プシーリン氏は4日、ウクライナによる同州マキイウカへの攻撃で死亡したロシア兵の勇敢さを称賛した。

プシーリン氏はSNSテレグラムへの同日午前の投稿で、「損失を被るのがどういうことか、我々は身をもって知っている」と言及。「手元にある情報を基に、この連隊の要員が勇敢さや紛れもない英雄的行為を示していたと確信をもって言うことができる」と述べた。

ロシア国防省はこれに先立ち、攻撃を招いた「主な原因」は兵士たちが禁止令に違反して携帯電話を幅広く使用し、ウクライナ側に位置情報の追跡と断定を許したことにあると述べていた。兵士たち自身に責任があるとの認識を示したものとみられる。

国防省によると、今回の攻撃には米国の高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」が使用され、計89人が死亡した。死者の中には連隊の副隊長を務めていた中佐も含まれるという。

プシーリン氏は今回、兵士の大半は攻撃を受けた建物からまだ出ないうちに我に返り、仲間を救出するため建物に戻ったと説明。「彼らは自らの命を危険にさらして救出に当たった。死者の中には仲間を助けようと戻ってところで命を落とした者もいる」と明らかにした。

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