ロシア、引き続きバフムートに注力 ウクライナ軍
(CNN) ウクライナ軍参謀本部は3日、ロシア軍が引き続き、バフムート方面への攻勢に注力しているとの見方を示した。ロシア軍はウクライナ東部のドネツク州とルハンスク州を完全な支配下に置くことを目指しているという。
ウクライナ軍参謀本部によれば、ロシア軍はドネツク州の行政区画の州境に到達する計画を放棄しておらず、攻撃力の維持と損失の補充に重点を置いているという。
ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍について、リマンやアウディーイウカ方面で戦術的状況を改善しようとしているほか、ヘルソン方面から再配備した部隊を犠牲にしてノバパブリウカ方面の部隊を補強しようとしていると述べた。
ウクライナ軍参謀本部によれば、ロシアは引き続きベラルーシとロシアの国境地帯に軍事的プレゼンスを維持しているものの、攻撃のための集団を形成している兆候は見られない。
ウクライナのゼレンスキー大統領やその側近、ウクライナ軍は数カ月にわたり、バフムートでの戦闘について、激しく難しいものだとの認識を示している。ロシア軍の進攻によってバフムートは廃虚となったが、町が持ちこたえるなか、ウクライナの抵抗の象徴ともなっている。