ウクライナ軍、ロシア軍にさらなる大打撃与えたと主張 南部戦線で500人死傷か
(CNN) ウクライナ軍は3日、同国南部でロシア軍に多大な損害を与える攻撃を実施したと主張した。
ウクライナ軍参謀本部によると、ヘルソン州の町チュラキウカ近くに対して行った昨年12月31日の攻撃で、ロシア軍の兵士500人前後が死傷したという。
南部で展開するウクライナ軍の報道官は、国内のテレビ放送で今回の攻撃について同軍による南部戦線での成果の一つと説明。敵の位置を把握しているため今後さらなる攻撃が行われると述べた。
CNNはウクライナの主張を独自に確認できていない。ロシア政府はチュラキウカに関する主張について、公にコメントしていない。
ただ多くの読者を抱えるロシア人軍事ブロガーが3日、SNSのテレグラムに投稿した内容によると、ウクライナ軍が兵舎などロシア軍の複数の拠点を高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」で標的にしていることは否定できないという。このブロガーは、ロシア軍に対して行われた12月の攻撃のリストにチュラキウカを狙ったものを加えている。
今月1日未明には東部ドネツク州マキイウカでロシアの徴集兵が滞在する訓練施設に攻撃があり、ロシア、ウクライナ両国の当局が攻撃を認めていた。ロシア国防省は2日、この攻撃で63人が死亡したと発表した。