ウクライナ、ロシア軍司令官2人を初めて訴追 民間人攻撃で
(CNN) ウクライナ当局は3日、ウクライナの民間人への攻撃に関連した容疑でロシア軍司令官2人を初めて訴追したと発表した。
ロシア航空宇宙軍遠距離航空部隊のコブィラシ司令官と黒海艦隊のオシポフ前司令官の2人は本人不在のまま訴追された。
ウクライナ保安局(SBU)の発表によると、同局はこの2人に不利となる質の高い証拠基盤を収集したという。
コブィラシ司令官とオシポフ前司令官はウクライナ刑法の2つの条項に基づき訴追された。罪状の一つは「侵略戦争の計画、準備、開始、実行」で、もう一つは「ウクライナの領土保全と領土不可侵に対する侵害」。
SBUは2人が拘束され有罪判決を受けた場合、終身刑になる可能性があるとしている。
SBUは、ロシア軍はコブィラシ司令官の命令に基づき住宅や病院、重要インフラへの大規模ミサイル攻撃を実施していると指摘。オシポフ前司令官については、「黒海からウクライナの人口密集地への組織的なミサイル攻撃」を命じたと非難した。
ロシア国防省は今回の訴追に反応していない。CNNは訴追された2人に直接取材できていない。