米・NATO、ウクライナでの戦闘に「間接的に関与」 ロシア

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NATOのストルテンベルグ事務総長/Stian Lysberg Solum/NTB/Reuters

NATOのストルテンベルグ事務総長/Stian Lysberg Solum/NTB/Reuters

(CNN) ロシア大統領府のペスコフ報道官は10日、記者団に対し、ウクライナでの戦闘に米国や北大西洋条約機構(NATO)が間接的に関与していると述べた。ロシアがウクライナに侵攻してから、もうすぐ11カ月目を迎える。

ペスコフ氏は「NATOも米政府も紛争の当事者になるつもりはないと強調しているものの、事実上、彼らはすでにこの紛争の間接的な当事者となり、武器や科学技術、諜報(ちょうほう)をウクライナに注ぎ込んでいる」と述べた。

こうした見方は、パトルシェフ国家安全保障会議書記の先の発言と似ている。パトルシェフ氏は9日、ロシアがウクライナでNATOと戦っていると述べていた。

パトルシェフ氏はロシア国営紙の取材に対し、「ウクライナでの出来事は、ロシア政府とウクライナ政府の対立ではなく、NATO、特に米国と英国のロシアに対する軍事的な対立だ」と指摘。直接の関与を恐れたNATOの教官がウクライナの男性を死に追いやっているとの見方を示した。

パトルシェフ氏は、ロシアが領土を占領から解放し、兄弟であるウクライナの人々を破滅させようとする西側諸国の血なまぐさい実験を終わらせる必要があると語った。

パトルシェフ氏は、ウクライナの人々が、西側諸国がロシアと戦っているということを早く理解すればするほど、より多くの命が救われると述べた。

NATOは、ウクライナによるロシアの侵攻に対する抵抗を支援し続けており、西側諸国とともにウクライナ政府に対して、数十億ドル規模の兵器やその他の支援を提供している。

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