中国、春節の旅行者数が回復 国内は前年比74%増

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「セロコロナ」政策が撤廃された中国で、春節(旧正月)の時期の旅行者が昨年より大幅に増加した/CFOTO/Future Publishing/Getty Images

「セロコロナ」政策が撤廃された中国で、春節(旧正月)の時期の旅行者が昨年より大幅に増加した/CFOTO/Future Publishing/Getty Images

(CNN) 中国で22日の春節(旧正月)前後1週間の旅行者が昨年より大幅に増加したことが、政府の発表で明らかになった。

春節の連休は帰省や観光旅行のシーズンだが、中国政府が新型コロナウイルスの封じ込めを図った「ゼロコロナ」政策の下で、旅行者が激減していた。同政策は昨年12月に突然解除され、市民らは3年ぶりに隔離やロックダウン(都市封鎖)を気にせず旅行できるようになった。

国営メディアによると、27日まで1週間の国内旅行者は2億2600万人と、昨年の同じ時期より74%増え、2020年以降では最も多かった。この中には飛行機や列車、車、船の旅が含まれる。

ただし新型コロナ感染拡大が始まる前だった19年の4億2100万人に比べると、はるかに少ないレベルにとどまった。

連休中は海南島のビーチから雲南省の民族村まで、国内の観光地が多くの人でにぎわった。

さらに国境の開放で海外旅行者も急増。国家移民管理局によると、昨年の春節より120%増えて288万人に上った。国営新華社通信が伝えた19年の人数は1253万人だった。

一方、ゼロコロナ解除後の感染急拡大はすでにピークを越えたとされる。中国疾病予防コントロールセンター(CDC)は25日、外来患者数が23日時点で、1カ月前のピークに比べ96.2%減少したと発表した。

CCDCによれば、PCR検査陽性者は先月22日の690万人あまりから、23日は1万5000人に減っていた。ただしこのデータに、検査の縮小がどの程度影響しているのかは明らかでない。

20~26日に報告された新型コロナ死者数は6364人で、前週から半減した。

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