豪研究者らが武装グループの人質に パプアニューギニア
(CNN) 南太平洋の島国パプアニューギニアの警察は20日、外国人と地元ガイドの一行が武装グループの人質になったことを受け、救出作戦に乗り出したことを明らかにした。
犯行グループは身代金を要求している。現地のCNN提携局はマラぺ首相の話として、人質の中にはオーストラリア人の研究者も含まれていると伝えた。
警察は人質の解放に向けて交渉中としたうえで、解放に必要なあらゆる実力を行使する構えを示した。
現場はサザンハイランド州の遠隔地。人質の人数は明らかでない。
警察責任者は、犯行グループが偶然出会った一行を襲ったとの見方を示し、「事前に深く考えていなかったことは明らかだ」と指摘した。
同責任者によると、当局はグループに対し、人質の解放に応じれば公正な裁判を受けられるが、応じないで逮捕に抵抗すれば命はないと警告している。
同責任者は、関係する諸外国とも連絡を取り合っていると語った。オーストラリア外務貿易省はこの問題について公式のコメントを出していない。