ウクライナ軍、東部でロシア軍を1日に24回撃退
(CNN) ウクライナ軍は28日、東部のドネツク州とルハンスク州の数カ所に激しい戦闘が集中しており、ウクライナ軍がロシア軍の前進の試みを数多く退けたと最新の戦況を報告した。
ウクライナ軍参謀本部は「ビロホリウカ、バフムート、アウディイウカ、マリンカの町やその周辺が引き続き戦闘の中心地となっている。ウクライナ軍はこれらの地域で敵の攻撃をこの1日で24回退けた」と説明した。
要衝バフムートの戦況については「敵は依然として攻撃している。だが我が軍の兵士たちは勇敢に持ちこたえており、数多くの攻撃を退けている」とした。
ロシア軍はバフムートとアウディイウカにつながる一帯の3方面を支配している。ロシア軍はここ数週間でわずかに占領地域を拡大したが、両地のウクライナ軍を包囲するには至っていない。東部戦線の大部分はこの3カ月間ほぼ動いていない。
ウクライナ軍参謀本部によると、ドンバス地方以外では北東部ハルキウ州のボホドヒフにミサイル攻撃があり、市民が負傷し、家屋が損壊した。
ロシア軍は北東部スーミ州の集落などへも国境越しに攻撃を続けた。南部ザポリージャ州の前線で守勢に立っているロシア軍は多くの集落に向けて発砲したという。
一方、自軍の攻撃に関しては「空軍がロシア軍の人員と軍装備が集中している一帯を1日で5回攻撃した。ミサイルと大砲の部隊は敵の人員と武器、軍装備が集まっている指揮所と弾薬庫を攻撃した」と説明した。