パリのレンタル電動キックボード、住民の90%が禁止を支持
パリ(CNN) フランスの首都パリでレンタル電動キックボード禁止の是非を問う住民投票が行われ、90%以上が禁止を支持した。
住民投票は市が2日に実施した。ただ、投票率は非常に低く、203カ所の投票所で投票を済ませたのは有権者の7.46%にとどまった。
パリのアンヌ・イダルゴ市長は記者会見で「9月1日、パリのレンタルスクーターがなくなる。これは地元の民主主義の勝利だ」と語った。
レンタル電動キックボードの禁止は、サービス運営業者の契約が切れる8月末から施行される。個人が所有する電動キックボードは対象外。
住民投票の結果を受けて同サービスを運営するドットは3日、「真に影響を受けるのは月間40万人の利用者と、パリのドットの従業員800人だ」とRMCラジオに語り、レンタルサービスがなくなれば公共交通機関が混雑して個人の車が増えると強調した。