閣僚が「プレイボーイ」誌の表紙に、党内からも批判噴出 フランス

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社会福祉・連帯閣外相のマルレーヌ・シアパ氏/Eva Sakellarides/Paris Match/Getty Images

社会福祉・連帯閣外相のマルレーヌ・シアパ氏/Eva Sakellarides/Paris Match/Getty Images

(CNN) フランスの閣僚マルレーヌ・シアパ氏が米男性誌「プレイボーイ」の表紙に登場し、党内外で批判の的になっている。

シアパ氏は2017年から閣僚に就任し、現在は社会福祉・連帯閣外相を務める。プレイボーイ誌に掲載された12ページのインタビューでは女性やLGBTについて語り、白いドレス姿で表紙を飾った。

長年にわたって女性の権利を訴えてきたシアパ氏は17年、同国初の女男平等担当相に就任。路上で女性に嫌がらせをしたり後を付けたりする男性にその場で罰金を科すセクシュアルハラスメント法の成立に貢献した。

プレイボーイの表紙についてはエリザベット・ボルヌ首相を含む党内の政治家からも非難の声が噴出している。

CNN提携局BFMTVが1日、関係者の話として伝えたところによると、ボルヌ首相はシアパ氏がプレイボーイの表紙に登場したことをめぐり、「特に今の時期は適切ではなかった」として叱責したという。

フランスは現在、国民の反対を押し切ってエマニュエル・マクロン大統領が推進した年金改革をめぐって政治的・社会的混乱のさ中にある。

シアパ氏は批判に応えて1日、「女性が自分の体をコントロールする権利を守ること。それがどこであっても、どんな時でも。フランスでは女性は自由だ。悪口を言う人や偽善者には申し訳ないけれど」とツイッターで反論した。

フランスのジェラルド・ダルマナン内相は2日、ニュース放送局Cニュースのインタビューで、シアパ氏を「気骨のある女性」と呼んで擁護。「マルレーヌ・シアパ氏は品位をもった勇気ある女性政治家で、私にはないスタイルの持ち主だが、私は尊敬する」とコメントしている。

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