イスラエル、ガザ地区を空爆 ロケット弾攻撃への報復
エルサレム/ガザ(CNN) イスラエル軍は2日、パレスチナ自治区ガザ地区への空爆を実施したと発表した。
イスラエル軍はこれに先立ち、ガザ地区からイスラエル領内にロケット弾4発が撃ち込まれたとする声明を出していた。声明によると、このうち1発は同軍の防空システムが撃墜し、残る3発は空き地に着弾した。
イスラエル軍の戦闘機はこれに対する報復として、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの軍拠点と武器庫、武器工場、訓練施設、インフラ保全向けのセメント工場を攻撃した。
同軍は、この攻撃によってハマスから新たな武器を入手する能力を奪うことができたと発表した。さらに、ガザ発のすべてのテロ活動について、ハマスの責任を追及するとあらためて表明した。
一方、ハマスは3日未明、政治部門の最高指導者ハニヤ氏の発言として、繰り返される「残忍な侵略行為」の責任は占領者イスラエルにあると主張。ハニヤ氏は今回の空爆をめぐり、仲介役のエジプト、カタールと連絡を取っているとする声明を出した。