ヨルダン川西岸地区で暴力続く、パレスチナ人の15歳少年が死亡
エルサレム(CNN) イスラエル軍が10日、パレスチナ人の15歳の少年をヨルダン川西岸地区エリコ近くの難民キャンプで射殺した。パレスチナの当局者が明らかにした。当該地域では依然として暴力がくすぶり続けている。
当局によると被害者の少年は、実弾を頭部と胸部、腹部に受けて死亡した。他にも2人が実弾で負傷し、エリコの病院に搬送されたという。
イスラエル軍は「テロ容疑者」を逮捕するためキャンプを急襲したと述べた。
同軍の声明によれば、活動中に危険な暴動が数多くの地点で発生。兵士らが現場から去ろうとすると容疑者らは彼らに向けて発砲し、爆発装置や火炎瓶を投げつけたという。兵士らはこれに実弾射撃で応戦。相手に弾が当たったのを確認したとしている。
イスラエル警察は先ごろ、エルサレムにあるイスラム教の聖地「アルアクサ・モスク」に突入していた。この後、イスラエルとヨルダン川西岸地区では急激に緊張が高まっている。