アフリカ2カ国でマールブルグ病が発生、米CDCが注意喚起
(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は6日、アフリカのタンザニアと赤道ギニアでマールブルグ病の発生が確認されたことを受け、医療機関に注意を促した。
マールブルグ病は致死率の高いウイルス感染症で、エボラ熱のような制御不能の出血を引き起こす。
CDCは、米国で確認された症例はなく、現時点でリスクは低いとしながらも、国外から持ち込まれる可能性があると指摘。マールブルグ病感染が疑われる患者については詳細な渡航歴を確認し、検査で陰性が確認されるまで隔離して、直ちに地元の保健当局に連絡する必要があるとしている。
マールブルグウイルスは、発症するまでは感染力はない。発症すると発熱、頭痛、筋肉や関節の痛み、疲労感、食欲の減退、胃腸症状や原因不明の出血などの症状が表れる。
ウイルスは感染者の血液や体液、あるいは感染した動物の体液との接触を通じて拡散する。新型コロナウイルスのように空気を通じて感染することはない。