イスラエルがガザ空爆 武装組織司令官ら12人死亡、妻子も犠牲に
ガザ/エルサレム(CNN) パレスチナ自治区のガザ地区が9日未明、イスラエル国防軍に空爆され、イスラム武装組織の司令官3人を含む10人以上が死亡した。パレスチナ当局者が明らかにした。
ガザの保健省によると、現地時間の午前5時ごろ空爆があり、少なくとも12人が死亡、20人が負傷した。今も救急車が被害者を避難させており、死傷者の数はさらに増える可能性があるとしている。
パレスチナの武装組織「イスラム聖戦」によると、この空爆で軍事部門「アルクッズ旅団」の司令官3人と、その妻や子どもが死亡した。
イスラエルは9日、「イスラム系ジハードテロ組織の絶え間ない攻撃への対応」として、ガザを空爆したことを明らかにした。
イスラエルの国家安全保障評議会は声明の中で、1週間前の今月2日、同組織がイスラエル南部に向けてロケット弾102発を発射したと述べている。
イスラエル国防軍の報道官は、空爆は標的を絞って行ったと述べ、「我々の照準はイスラム系ジハードのみ」と強調した。