F16戦闘機のウクライナ軍パイロット訓練、来月にも開始 ルーマニア
(CNN) 東欧ルーマニアで早ければ来月にもウクライナ軍のパイロットに対してF16戦闘機の操縦訓練が開始される見通しであることがわかった。現在行われている協議に詳しい情報筋が明らかにした。
ルーマニアにある空軍基地が訓練先に指定された。
ルーマニアが現在保有するF16は16機。さらに32機がノルウェーから来年末までに到着する見込み。
情報筋によれば、F16のフライトシミュレーターを製造元のロッキード・マーチンに要請する準備も行われている。
ルーマニアには、2000時間以上の飛行経験を持ち、資格のあるルーマニア人の教官が約10人いる。
訓練プログラムの期間は決まっていないものの、ウクライナのレズニコウ国防相は11日、6カ月以内に成果が出ることを期待していると述べた。
防衛分野の専門家によれば、訓練プログラムについては2カ月間にわたって激しい交渉が行われている。ルーマニア空軍と他の同盟国が、北大西洋条約機構(NATO)のパイロットと、近い将来にはウクライナのパイロットの両方にトレーナーを提供するという。