ウクライナ外相、来年3月までのF16戦闘機配備を希望
(CNN) ウクライナのクレバ外相は、米国製のF16戦闘機が2024年3月までに配備されることを希望していると明らかにした。
米政府系のラジオ・リバティーが11日に収録したインタビューを12日に公開した。
これまでのところ、ウクライナにF16を供与した国はない。
ウクライナのゼレンスキー大統領はこれより前、北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議が開催されたリトアニアの首都ビリニュスで、オランダのルッテ首相と会談し、両国が8月にパイロットの訓練を開始することで合意したと明らかにしていた。
クレバ氏は11日に、訓練の開始時期やF16の受け取りが可能な時期について公言できるかと質問されると、「これは非常に複雑な技術的な問題だと思う。訓練は8月のいつかの時点か、9月上旬に始まる可能性がある」と語った。
クレバ氏によれば、パイロットの訓練と並行してF16の引き渡しに必要な司法判断やF16自体の準備も行われる。クレバ氏は、来年の3月末までに、最初のF16がウクライナの空でウクライナ人のパイロットによって飛行することになれば、予定通りだとの認識を示した。
クレバ氏は、技師らの訓練やインフラの準備も必要だと指摘した。