ウクライナの子ども70万人、侵攻開始後にロシアに移送 ロシア高官
(CNN) ロシア大統領府で子どもの権利を担当するマリヤ・リボワベロワ大統領全権代表は7月30日、ウクライナでの戦争が始まって以降、ウクライナの子ども70万人余りがロシアに移送されたと明らかにした。
リボワベロワ氏は報告書で、ロシアが2022年2月以降、ウクライナや親ロシア派支配地域から約480万人の住民を受け入れ、そのうちの70万人余りが子どもだったと明らかにした。
報告書によれば、子どもたちの大部分は「両親や親戚」とともにロシアに到着した。
リボワベロワ氏に対しては、国際刑事裁判所(ICC)が3月、ロシアによるウクライナ侵攻のさなか、子どもたちを違法に移送した戦争犯罪に関与した疑いで逮捕状を出していた。
報告書によれば、養護施設や親の保護がない生徒約1500人がロシアに移送された。ロシアの占領下にあるドネツク州からは288人の子どもが到着し、その後、里親に引き取られたという。