金正恩氏が帰国の途に、ロシア知事からドローンの贈呈
(CNN) ロシアを訪問していた北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記がこのほど、帰国の途に就いた。金氏の訪ロをめぐっては、西側諸国が、ロシアと北朝鮮との軍事協力に警鐘を鳴らしていた。
金氏は6日間にわたったロシア訪問で、プーチン大統領と会談を行うなど、北朝鮮がウクライナ侵攻への支援に向けて、ロシアに武器を供給する可能性が指摘されている。
ロシアと北朝鮮の国営メディアによれば、金氏は17日、盛大な式典の後、ロシア極東ウラジオストクから平壌へ向けて出発した。金氏はウラジオストクで、戦闘機や飛行場、太平洋艦隊を視察していた。
北朝鮮に対しては厳しい制裁が科されているが、同国はエネルギーから食料、軍事技術まで、あらゆるものを必要としている。
ロシア国営タス通信によれば、金氏は出発の際、沿海地方の知事から防弾チョッキとドローン(無人機)を贈呈された。
タス通信によれば、贈呈された防弾チョッキは胸と肩、のど、股間を保護し、既存の類似品よりもはるかに軽量だという。
金氏はまた、同地域で製造された攻撃用ドローンや偵察用ドローンも受け取ったという。