ウクライナ軍パイロット、F16戦闘機の訓練進む

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軍事演習「アフリカン・ライオン」のためにベンゲリル空軍基地に到着した米軍のF16戦闘機=2021年6月、モロッコ/Fadel Senna/AFP/Getty Images/File

軍事演習「アフリカン・ライオン」のためにベンゲリル空軍基地に到着した米軍のF16戦闘機=2021年6月、モロッコ/Fadel Senna/AFP/Getty Images/File

待ちわびた戦闘機の訓練兵を選抜する上で、主な基準は英語が堪能(たんのう)であること、それに経験と年齢だ。戦争が進行中であることから、訓練内容も短期集中型だ。

F16の操縦はムーンフィシュの長年の夢だった。同じ戦場で戦った親友で、「ジュース」のコールサインで知られる伝説のパイロット、アンドリー・ピルシチコウさんの夢でもあった。

ピルシチコウさんは米国にF16の供与を働きかける運動にも関わっていたが、8月の戦闘任務中に戦闘機の衝突事故でこの世を去った。

友人の訃報(ふほう)を耳にした時、ムーンフィッシュは国外にいた。葬儀に出席して別れを告げることはできなかったが、ピルシチコウさんや他の同胞のためにもF16の訓練を続けていくと語った。

「アンドリーはアイデアマンで、今回の供与を実現させた原動力だった」とムーンフィッシュ。「機体が到着するのを見届けるのが、彼に対する責任だと感じている」

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