ガザ地上作戦で死亡のイスラエル兵、13人は自軍の攻撃が原因

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イスラエル軍の攻撃を受けるパレスチナ自治区ガザ地区南部=12日/Mahmud Hams/AFP/Getty Images

イスラエル軍の攻撃を受けるパレスチナ自治区ガザ地区南部=12日/Mahmud Hams/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエル軍は14日までに、パレスチナ自治区ガザ地区で先月10月27日、地上侵攻作戦に踏み切って以降、自軍の攻撃が原因で死亡したイスラエル兵は13人に上ると報告した。

軍の集計によると、ガザで死亡した兵士は10月27日以降で計104人。12日時点での数字で、自軍の攻撃に巻き込まれて死亡した13人に加え、事故で命を落としたとする20人、兵器や機械などに関係する事故に絡む6人や銃器などの使用開始時の不具合に伴う1人が含まれるとした。

ガザで死亡した兵士の8人に1人が自軍の誤爆や誤射などで命を落としたことになる。

ただ、12日にはその後、ガザ北部で起きた戦闘1件で大佐1人を含むイスラエル兵士9人の死亡が新たに判明。イスラエル軍が1回の軍事作戦の遂行で被った兵員の損失としてはガザで地上作戦を始めて以降、最多級となった。

CNNのまとめによると、イスラエル軍がガザでの交戦で失った兵士の総数はこれで計115人となった。

兵士9人の新たな死亡は、歩兵旅団がガザのシュジャイヤ地区の狭い地域でイスラム組織「ハマス」の掃討作戦を実行中に起きた。イスラエル軍によると、ハマス戦闘員は民家の建物内やトンネル網を使った戦闘を進めていたという。

イスラエル軍はまた、ガザ地区での地上作戦の開始後、負傷した自国軍兵士は12日の段階で約600人に達したことも明らかにした。これら負傷者はヘリコプター約300機の動員で救出したと述べた。

ハマスがイスラエルに仕掛けた10月7日の大規模奇襲や軍事衝突の発生以降での兵士の負傷者数はこれまで約1600人との最新データも公表した。

イスラエルのハネグビ国家安全保障問題顧問は最近、交戦などで死亡したハマス戦闘員は少なくとも7000人と明かしてもいた。

一方、ハマスが実効支配するガザ地区の保健省は12日、10月7日以降のイスラエル軍の攻撃で死亡したガザ住民は少なくとも1万8412人と発表した。

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