ガザの住民100人に1人が死亡、40人に1人が負傷
国際支援団体セーブ・ザ・チルドレンによれば、ガザ地区では昨年10月以来、1日に平均10人以上の子どもが片脚や両脚を失っている。
ガザ地区の人道危機は深刻化の一途をたどり、住民は餓死の危険にさらされているとして支援団体などが危機感を強めている。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によれば、ガザの住民は90%が避難民となった。
国連のマーティン・グリフィス事務次長(人道問題担当)は、ガザの住民は未曽有の食料不安に直面していると述べ、飢饉(ききん)が間近に差し迫っていると指摘。ユニセフは先月、幼い子どもは飢えのリスクが最も大きいと述べ、5歳未満の子ども1万人以上が栄養不良で生命を脅かされる状態に陥り、治療食が必要になると訴えた。