英ウィリアム皇太子、元ギリシャ国王の追悼行事の参列を取りやめ
ロンドン(CNN) 英王室のウィリアム皇太子が、自身のゴッドファーザー(代父)だった元ギリシャ国王コンスタンティノス2世の追悼行事への参列を、「個人的な理由」で取りやめた。王室関係者がCNNに語った。
コンスタンティノス2世は昨年1月に82歳で死去した。
ウィリアム皇太子は27日に、ロンドン郊外のウィンザー城にあるセント・ジョージ礼拝堂での行事に参列する予定だった。
同関係者は突然の予定変更について詳細を語らなかったが、先月腹部の手術を受けた皇太子の妻、キャサリン妃の経過については「引き続き順調だ」と述べた。
キャサリン妃は自宅療養中で、公務への復帰は3月31日の復活祭以降になる見通し。
皇太子の父、チャールズ国王もがん治療のため追悼行事に参列せず、カミラ王妃が王室の先頭に立つことになった。
コンスタンティノス2世は1967年の軍事クーデターでローマに逃れ、ギリシャ王制は73年に廃止された。
チャールズ国王はコンスタンティノス2世のまたいとこに当たり、第1子であるウィリアム皇太子のゴッドファーザーに選ぶほど親しい間柄だった。