チャールズ国王、がんと診断 一部の公務見送り

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英チャールズ国王(左)ががんと診断され、一部の公務を見送ることが分かった/Alberto Pezzali/AP

英チャールズ国王(左)ががんと診断され、一部の公務を見送ることが分かった/Alberto Pezzali/AP

ロンドン(CNN) 英国のチャールズ国王(75)ががんと診断され、今後は一般市民の前に姿を見せる公務を見送ることがわかった。英王室が5日、発表した。

チャールズ国王は今回の発表前にロンドン市内の病院に入院して前立腺肥大の治療を受けていた。

英王室の5日の声明によれば、検査が行われ、がんが見つかった。情報筋は、前立腺がんではないとしたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

英王室によれば、チャールズ国王は5日からがんの治療を開始した。医師からは、治療の間、一般市民の前に出ての公務を見送るよう勧められたという。

チャールズ国王は1月、前立腺肥大の治療のためロンドン市内の病院に3泊した。

チャールズ国王が治療後、初めて公の場に姿を現したのは今月4日。ノーフォーク州サンドリンガムで、朝の礼拝に向かう途中、人々に向かって手を振り、元気な様子だった。チャールズ国王の隣にはカミラ王妃の姿もあった。

情報筋によれば、チャールズ国王は5日午前にサンドリンガムから戻り、ロンドンで治療を開始した。

英王室によれば、チャールズ国王は、最近の病院での治療のおかげで可能となった迅速な介入について、医療チームに謝意を示した。チャールズ国王は治療に対して完全に前向きであり、できるだけ早期に全面的に公務に復帰できることを楽しみにしているという。

英王室によれば、チャールズ国王が診断について公表することを選択したのは、臆測を避けるとともに、がんの影響を受ける世界中の人々の理解の一助になればと考えたからだという。

チャールズ国王は2022年9月、母親のエリザベス女王の死去を受けて、国王に即位した。

王位継承順位1位の長男ウィリアム皇太子が週内にも公務に復帰する。

次男のヘンリー王子はチャールズ国王と、がんの診断について話をした。見舞いのために数日内に英国を訪問するという。

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