英ヘンリー王子が帰国 チャールズ国王のがん診断受け
ロンドン(CNN) 英国のヘンリー王子が6日、父親のチャールズ国王に会うため米カリフォルニア州から帰国した。複数のメディアが報じた。英王室は5日、チャールズ国王ががんと診断されたことを明らかにしていた。
ヘンリー王子はメーガン妃と共に王室の公務から身を引く決断を下して以降、家族との不和が公に取り沙汰されてきた。ただ王子自身は昨年、チャールズ国王の戴冠(たいかん)式のため短い期間英国を訪れていた。
ヘンリー王子は午後2時45分前後、ロンドンにある王室の邸宅クラレンス・ハウスのゲートへ車で入るところを写真に撮られている。英メディアの報道によると、ロサンゼルスからの飛行機でロンドンに到着したのは午後0時30分前後だったという。
クラレンス・ハウスに到着した英ヘンリー王子=英ロンドン/Peter Macdiarmid/London News Pictures
ヘンリー王子の帰国を受け、長く仲たがいしていた家族との和解が実現するとの臆測が噴出している。しかし王室の情報筋によれば、王子がロンドン滞在中に兄のウィリアム皇太子と会う予定はないという。
チャールズ国王はがん診断の公表に先駆け、ヘンリー王子に連絡を取っていた。ウィリアム皇太子や妹のアン王女、弟のアンドルー王子、エドワード王子も個人的に診断の件を伝えられていた。
メーガン妃並びに長男のアーチー王子、長女リリベット王女は英国入りしなかったようだ。ヘンリー王子一家は2020年に公務から身を引いて以降、米国へ移住している。