イスラエル首相、米大統領との意見の相違認める ラファ侵攻を改めて約束

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米国主要ユダヤ組織会長会議に出席したイスラエルのネタニヤフ首相=2月18日、エルサレム
/Ronen Zvulun/Reuters/File

米国主要ユダヤ組織会長会議に出席したイスラエルのネタニヤフ首相=2月18日、エルサレム /Ronen Zvulun/Reuters/File

(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は21日までに、先ごろ行われた米国のバイデン大統領との電話会談に言及し、パレスチナ自治区ガザ地区の情勢をめぐり、両者の間に意見の相違があることを認めた。

ネタニヤフ氏とバイデン氏による会談は今月18日に行われたが、前回の会談から1カ月以上間があいた。両首脳の間ではガザ情勢をめぐる意見の相違が広がっている。

ネタニヤフ氏は「我々は当初、(イスラム組織)ハマスを撲滅すべきだということで合意していた。しかし、戦争の間、この目標を達成する最善の方法について意見の相違があったことは周知のとおりだ」と語った。

ネタニヤフ氏は、友人と意見が一致することもあるし、一致しないこともあると述べた。

ネタニヤフ氏によれば、バイデン氏に対して、イスラエル軍がガザ南部のラファに入らない限り、ハマスを撲滅することは不可能だと伝えたという。

ネタニヤフ氏は「間もなく、戦闘地域から民間人を避難させる計画が承認される」と語った。ネタニヤフ氏によれば、バイデン氏から人道支援などの課題についての提案をイスラエル側に提示したいとの要請があった。

米国とイスラエルの当局者によれば、こうした提案を協議するため、イスラエルの代表団が来週、米国を訪問する。

ネタニヤフ氏は、イスラエルが安全のために必要なことは常に実施してきたし、これからも実施すると述べたが、ラファへの侵攻が差し迫ったものではないことも示唆した。

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