バイデン氏、ラファでの軍事作戦に「深い懸念」 イスラエル首相との電話会談で

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(CNN) 米国のバイデン大統領が18日、イスラエルのネタニヤフ首相との電話会談で、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区南部のラファでイスラム組織ハマスを追撃するための大規模な軍事作戦を計画していることについて「深い懸念」を伝えたことがわかった。サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が明らかにした。

サリバン氏によれば、バイデン氏はイスラエルの自衛権に対する支持を表明する一方で、ラファに対する計画が、なぜパレスチナの民間人にとって壊滅的な打撃となり、ガザへの人道支援の流入を妨げることになるのか説明しようとした。

バイデン氏は、ネタニヤフ氏に対し、軍幹部による代表団を米国に派遣して、この問題についてさらに協議を行い、ラファでのハマス攻撃について別の手法を策定するよう要請した。サリバン氏によれば、ネタニヤフ氏は代表団の派遣に同意した。代表団による会合は今週末か来週の早い時期に開催される見通し。

サリバン氏は、軍事作戦の計画は統合された人道的計画と政治的計画がなければ成功しないとの見方を示し、バイデン氏が軍事作戦の継続は明確で戦略的な最終目標と結びついている必要があると繰り返し指摘していると述べた。サリバン氏は、今回の戦闘では、これまでのガザでの衝突よりも多くの民間人が死亡しているとも指摘した。

バイデン氏はネタニヤフ氏に対し、懸念の理由として、ラファに避難している民間人には安全な行き先がないこと、ラファが重要な人道支援の入り口であること、隣国のエジプトがガザでの軍事作戦の可能性について深刻な懸念を表明していることの3点を挙げたという。

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