キャサリン妃、化学療法を終了 「完治のためにできることする」
ロンドン(CNN) 英国のウィリアム皇太子の妻、キャサリン妃(42)は9日、がんの化学療法を終えたと明らかにした。今後は「がんの完治に向けてできることをする」とし、数カ月内に公務に復帰する意向を示した。
キャサリン妃は3月に、がんと診断されたと明らかにしていた。9日に公開された動画のなかで、「希望と人生への感謝の気持ちを新たにし、回復に向けた新たな段階」に入ったと述べた。
キャサリン妃ががんの診断後に公の場に姿を見せたのは2度にとどまる。キャサリン妃はまた、腹部の手術も受けていた。
キャサリン妃は「夏が終わりを迎えるころに、ようやく化学療法を終えることができ、どれほど安堵(あんど)しているか言い表せない」と語った。現在は完治に向けてできることをすることに集中しているという。治癒と完全な回復までの道のりは遠いとしている。
公開された動画では、英国の夏の景色を背景に、キャサリン妃とウィリアム皇太子をはじめ、2人の子どものルイ王子とシャーロット王女、ジョージ王子が森の中を歩いたり、ピクニックをしたりしている。
笑顔を見せるキャサリン妃とウィリアム皇太子/Will Warr
キャサリン妃は公務に戻ることを楽しみにしていると述べ、完治できるよう軽めのスケジュールを維持しつつ、今後数カ月のうちに数回の公務をこなすと明らかにした。
専門家によれば、化学療法を終えてから最初の6カ月から2年は通常、がん患者にとって「最も重要な時期」であり、もし化学療法の直後にがん細胞の兆候が表れたとしたら、その化学療法に対する耐性があることを示唆しているという。