市場空爆、21人死亡 武力衝突続くスーダン

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国軍と準軍事組織の武力衝突が続き、人口の半数以上が差し迫った飢餓に直面しているスーダンの状況について、国連は「世界最悪級の人道惨事」と形容している/AFP via Getty Images

国軍と準軍事組織の武力衝突が続き、人口の半数以上が差し迫った飢餓に直面しているスーダンの状況について、国連は「世界最悪級の人道惨事」と形容している/AFP via Getty Images

(CNN) 国軍と準軍事組織の武力衝突が続くアフリカのスーダン南東部で、市場など民間の施設が空爆され、少なくとも21人が死亡、63人が負傷した。国営SUNA通信が州当局者の話として伝えた。

空爆はスーダン南東部のセンナール州で8日に準軍事組織の即応支援部隊(RSF)が行ったとされ、人権侵害や民間人の犠牲者を調査している活動家団体も確認した。同団体によると、RSFの攻撃は市場など民間人が集まる場所が標的とされ、死者は30人を超えている。

センナールは7月にRSFが掌握し、ほぼ完全制圧している。

同団体によると、近くの町ではスーダン国軍による空爆で4人が死亡した。

国軍とRSFの武力衝突は2年目に入り、双方が民間人を殺害したとして互いを非難している。

衝突による死者は2023年4月以来、1万8000人を超え、1000万人以上が避難を強いられた。国連は、人口の半数以上が差し迫った飢餓に直面している同国の状況を「世界最悪級の人道惨事」と形容している。

国連の調査団は6日、双方が犯している恐るべき人権侵害は「戦争犯罪に該当する可能性がある」と指摘。国軍とRSFが民間人、学校、病院、通信網、水や電力施設に対する無差別の空爆や砲撃を行っていると報告した。

国連は、民間人を保護する独立部隊の配備や全土での武器禁輸を求めているが、国連の報告書を非難するスーダン外務省はこの提言を退けた。

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