アップル決算、iPhone販売台数は予想に届かず
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが発表した2013年10~12月期決算で、スマートフォン「iPhone」の販売台数が過去最高を記録した。しかし市場の予想は下回ったことから時間外取引でアップル株は下落した。
10~12月期のiPhone販売台数は5100万台となり、前年同期の4780万台を上回ったものの、ウォール街が予想していた5700万台には届かなかった。
アップルは昨秋、新製品の「iPhone 5s」「5c」を中国や米国で同時発売。中国での売り上げは29%増える一方、米国では前年より1%落ち込んだ。
一方、Macの販売台数は前年同期比17%増の480万台と好調で、タブレット端末の「iPad」は過去最高の2600万台が売れた。
10~12月期の利益は前年同期比ほぼ横ばいの131億ドル(約1兆3400億円、1株当たり14.50ドル)、売上高は6%増の576億ドル(約5兆9000億円)。いずれも市場予想を上回った。
ただ、1~3月期の売り上げ予想は420億~440億ドルと、市場予想の460億ドルを大幅に下回っている。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、次の新製品の計画については一切語らなかった。ただ、2014年末を目標に新製品投入の準備を進めていることは確認した。