アジアのレストラン50選、今年のトップはバンコク「ナーム」
たとえば、特別功労賞を受賞した中国・北京にある厲家菜(れいかさい)のシェフ兼共同オーナー、アイバン・リー氏は、清朝の王宮で厨房を取り仕切っていた曽祖父から受け継いだ料理の再現に打ち込んでいる。
アジアの50店にはシンガポールと香港から各8店、中国から7店が選ばれた。台湾と韓国からは今回初めて1店ずつがランク入りしている。
1.ナーム(バンコク)
デービッド・トンプソン氏のスパイシーなメニューは、タイの家庭に伝わる伝統的なレシピ集がベースになっている。
2.ナリサワ(東京)
シェフの成澤由浩氏は、季節の素材を生かした料理で来店客を魅了する。たとえば晩秋には、泥つきごぼうやわき水を使ったメニューが提供されていた。
3.ガガン(バンコク)
前衛的な手法を取り入れているインド料理店。激しい嫉妬を意味する「Green with Envy」は、青いコショウの実やコリアンダーのソースを使った鶏肉料理だ。
4.アンバー(香港)
シェフのリチャード・エッケバス氏が腕を振るうモダンな創作フランス料理。うにのロブスターゼリー寄せにカリフラワーとキャビア、海藻のワッフルを添えた一皿は、代表的なメニューのひとつだ。