従業員はロボットに置き換え? 飲食店で進む自動化
ただ、控えめに言っても、食事の場面で今後、ソフトウエアや機械の果たす役割が拡大していくのは確実だろう。
新たな自動化の動きとしては、米ベーカリーカフェチェーンのパネラ・ブレッド(PNRA)が4月、店内の情報端末やモバイル端末を利用した自動注文処理のシステムを、今後3年以内に全店舗に拡張する計画を発表した。
外食チェーン大手では既に、チリズやアップルビーズが店内のテーブルにタブレットを設置、人間の店員を介さずに注文や支払いができるような体制を構築している。
PNRAの計画もこうした流れを受けたもので、新システムの開発には4200万ドル(約42億円)が投じられている。同社は新テクノロジー導入にともない人員削減するつもりはないと主張しているが、外食業界が従業員縮小に向かうのは避けられない動きだとするアナリストもいる。
学会の見通しでも、自動化の流れは不可避とされているようだ。