フェイスブック時価総額、S&P500のトップ10入り ウォルマート抜く
ニューヨーク(CNNMoney) 米交流サイト大手フェイスブックの株価が23日の取引で過去最高を更新し、時価総額で米小売り大手のウォルマート・ストアーズを抜いて、S&P500種株価指数構成銘柄のトップ10入りした。
フェイスブックは2004年ごろ登場し、12年にニューヨーク証券取引所に上場したばかり。23日の時価総額は2450億ドル(約30兆円)に迫った。
今年に入って株価は11%以上も上昇。モバイル向けの双方向ビデオ広告配信に乗り出すというニュースを好感してさらに拍車がかかった。
一方、ウォルマートの時価総額は約2350億ドル(約29兆円)。売り上げの低迷や、ネット通販大手アマゾン・ドット・コムといったライバルとの競争激化の影響で、株価は今年に入って15%下落していた。
ウォルマートは売り上げでは依然として世界一の座を保っているが、フェイスブックに取って代わられS&P500のトップ10から脱落した。
次は金融大手JPモルガン・チェースの時価総額2600億ドル(約32兆円)が視野に入る。証券会社パイパー・ジェフリーのアナリストは、フェイスブックの株価目標を現在より40%高い1株120ドルに引き上げた。
もしそうなればフェイスブックの時価総額は3370億ドルに到達し、これを上回るのはマイクロソフト、グーグル、アップルなど5社だけになる。