認知症予防はギャンブルで? 日本で進む取り組み

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高齢者のギャンブルは依存症のリスクが高いとの指摘も

高齢者のギャンブルは依存症のリスクが高いとの指摘も

だが、高齢者のギャンブルは依存症のリスクが特に高いとして、警鐘を鳴らす向きもある。

米国のギャンプル業界のデータによると、2013年にカジノを訪問した大人のうち半数は50歳以上。定年退職者を代表するロビー団体のAARPは、米国のギャンブル依存症で最も急増しているのは高齢者層だとしている。

2014年の政府調査によると、日本人の約5%にあたる536万人がギャンブル依存症だ。

横浜のデイケアセンターの通所者は、ギャンブルのおかげで脳がさえる上に、他では得られない友人も見つかると述懐。ある人は、「私は何十年も一人で暮らしてきた。一言もしゃべらない日も多く、気分が非常に落ち込む。でもここに来ればゲームを楽しめて話もできる」と話した。

別の通所者は、「マージャンをやるときは脳を使い、指を使っている。これが頭を刺激するのに役立っていると思う」と述べる。

日本では厳密に定められた場所以外での賭け事は厳しく禁じられており、横浜のデイケアセンターでは、本当のお金が動くことはない。高齢者は代わりに疑似貨幣を使い、賞品獲得を競う。

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