航空運賃の謎、価格設定の仕組みは<4> 値上げ・値下げもほどほどに
そのため多くの航空会社では基本に立ち戻り、固定料金の枠内で一定のサービスを提供する道を選んでいる。ただ、最初に格安航空会社が登場した時のような、硬直的な運賃体系と混同すべきではないだろう。
現在のものはむしろ、格安の運賃体系をさらに発展させた形に近い。顧客は、追加の手荷物やより広い座席などといったオプションを基本運賃に上乗せして支払うことを選択できる。ファストフード店のメニューオプションのようなものだ。
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次回「航空運賃の謎、価格設定の仕組みは<5> 利用者側にも対抗手段」は12月26日公開