航空運賃の謎、価格設定の仕組みは<3> 実は細かい座席料金

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「ビジネス」「ファースト」「エコノミー」以外にも細かい料金設定がある

「ビジネス」「ファースト」「エコノミー」以外にも細かい料金設定がある

(CNN) 航空運賃の分類というとエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスの3段階が思い浮かぶかもしれない。だが実際には、航空会社はその下に数十個もの料金項目を定めている。

前回「航空運賃の謎、価格設定の仕組みは<2> 競争激化で値決めも進化」はこちら

航空会社はそれぞれの料金項目に割り当てられる座席数を調整していく。ひとつの料金項目が売り切れた場合、価格は次の項目に移行する。これが現在の運賃の設定の仕方だ。

航空会社は究極的には、顧客に関する情報を完全に把握し、それぞれの顧客ごとに個別の料金を提示したい考え。ただ、この目標が実現するのはまだ先のことだ。

航空会社が顧客に関する大量の情報を収集している場合でも、まだ収益につなげる段階にはないとみられる。顧客データが社内の複数の部門に分散した形で集められ、縦割り状に保存された結果、収益管理部門にとって使用しにくい状況となっていることも多いという。

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