中国、「一帯一路」構想で国際会議 プーチン大統領も出席

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「一帯一路」の国際会議で握手を交わす習近平国家主席(右)とプーチン大統領

「一帯一路」の国際会議で握手を交わす習近平国家主席(右)とプーチン大統領

北京・「一帯一路」フォーラム(CNN) 中国が主導する「シルクロード経済圏構想」(一帯一路)の国際会議が14日、北京で開催され、ロシアのプーチン大統領らが出席した。

一帯一路フォーラムは、中国が欧米中心の世界経済フォーラム(WEF)や主要20カ国・地域(G2O)に対抗する形で主催した。習近平(シーチンピン)国家主席は冒頭の演説で「調和的な共存」を目指すと述べ、全ての国の参加を歓迎すると述べた。

習氏はまた、一帯一路構想に今後、途上国への資金援助を含めて総額1240億ドル(約14兆円)を出資すると表明した。

続いて演説に立ったプーチン氏は、「保護主義が新たに常態化している。つい最近まで開放と自由を説いていた国まで、その理念を拒否するケースが目立ってきた」と述べ、一帯一路構想に参加していない米国を暗に批判した。

同構想に向けた準備は4年前から始まった。対象範囲は70カ国近くに及び、国内総生産(GDP)の合計は世界全体の4割を占める。

会議にはトルコのエルドアン大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領をはじめ、世界各国の首脳や高官らが出席した。北朝鮮からも少人数の代表団が参加していた。

一方、米国からは国家安全保障会議(NSC)のポッティンガー・アジア上級部長が派遣されるにとどまった。欧州諸国の首脳らの姿もなかった。

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