中国富裕層の移住先、米国が連続首位 2位にカナダ
香港(CNNMoney) 中国の富裕層が移住する先としてカナダの人気が上昇し、英国を超えたことが19日までに分かった。トップには3年連続で米国が選ばれている。
中国の富裕層向けメディアグループ、胡潤百富と移民コンサルタント会社のVSGが毎年、保有資産1000万~2億元(約1億7000万~33億円)の中国人による移住の傾向を調査している。
今年の結果では米国が首位を維持する一方、カナダが初めて英国を抜き2位に入った。カナダの教育や不動産価格への評価が上がったためとみられる。
世界の都市で移住先、投資先としての人気が高いのはロサンゼルス、シアトル、サンフランシスコ、ニューヨークといずれも米国。ただし調査報告によれば、米都市の人気はトランプ大統領の就任以降、下降気味だという。
外国に移住したい理由としては「生活環境」を挙げる回答者が増える傾向にあり、半数を超えた。
昨年11月に8年ぶりの安値を付けた人民元相場に不安を感じている人は84%と、昨年に比べて50%も増加している。