ダイエット・コーク、新フレーバーの売り上げ好調 米コカ・コーラ
ニューヨーク(CNNMoney) 米飲料大手コカ・コーラの「ダイエット・コーク」ブランドが好調だ。同社の2018年1~3月期決算によれば、ダイエット・コークの北米市場での販売数は2010年後半以降で初めて前年同期を上回った。
コカ・コーラは今年1月、ダイエット・コークで、「ファイスティー・チェリー」や「ツイステッド・マンゴー」など4つの新フレーバーを投入。同社のジェームズ・クインシー最高経営責任者(CEO)によれば、新フレーバーがミレニアル世代など、ソーダよりも風味のあるスパークリングウオーターを好む人たちを引き付けたという。
ダイエット・コークの売り上げは、他ブランドのスパークリングウオーターの人気などもあり、長い間低迷していた。コカ・コーラはそうした市場にも進出しようと、昨年10月、メキシコのミネラルウオーター「トポ・チコ」の米国での販売権を入手していた。
しかし、ミレニアル世代などの消費者は、より健康的な選択肢を好み、ダイエットソーダから離れていった。
昨年5月にCEOに就任したクインシー氏はCNNの取材に対し、若い消費者を引き付けたいと思うなら、変化を取り入れる必要があると語っていた。新しいダイエット・コークはその一例といえそうだ。