自動運転EVトラクター、農業の二酸化炭素排出を削減
モナークは3月に2000万ドルを調達。50人を超える技術者が3州での試験運用に向けて作業を進めている。
今後2カ月でカリフォルニア、ワシントン、オレゴンの各州の農業事業者に最初のトラクターを販売する。価格は5万ドルから。農業従事者はモナークと提携してトラクターの試験運用を行う。年内にも商業生産を開始したい考えだ。
レディング大学のデービッド・ローズ准教授は、農業従事者に対して、増大する人口への食糧供給と、持続可能な生産に対する顧客からの要求をうまく調整するという圧力が強まるなかで労働力不足にも直面していると指摘。「社会はあまりにも多くのことを農業従事者に求めている」と述べた。
ローズ氏はモナークのトラクターについては、ガソリンやディーゼル燃料の大量消費から離れて、電動であるところが素晴らしいと指摘した。