日本の回転ずし店、「すしテロ」被害が続発
回転ずし評論家の米川伸生氏は、こうした事案について、店内で客を見守るスタッフが少ないために起きているのではないかとの見方を示す。米川氏によれば、飲食店は最近、他のコストの上昇に対応するため人員を削減していた。
日本は世界でも最も清潔な場所のひとつで、新型コロナの流行前でさえ、病気の拡散を防ぐために定期的にマスクの着用をしていた。
米川氏は、コロナの時代とこうした迷惑動画の事案を踏まえて、回転ずし店は衛生基準や食品の安全性を見直す必要があるとの見方を示した。客の信頼を回復するために、解決策を提示する必要があるという。
各社はこうした懸念を緩和するための対応策を導入している。
スシローは、注文を受けていないすしをレーンで提供することを取りやめた。現在は空の皿の上にすしの写真を乗せて、客が注文できる品を見せている。スシローはまた、通過する食べ物との接触を制限するため、客席とレーンの間にアクリル板を設置する方針。
くら寿司は、科学技術を使った監視に乗り出す。AI(人工知能)を使ったカメラを設置して、客が手でつまんだ皿を元に戻したかどうかを監視するという。