ごみの中から子犬発見、処理する寸前 米
(CNN) 米サンフランシスコの廃棄物処理施設で、ごみ袋の中から子犬が発見され、埋め立て処理用の穴に落とされる寸前に救出された。
CNN系列局KTVUによると、同施設はごみをベルトコンベヤーに載せて埋め立てに回すゴミとリサイクル可能な資源ごみの仕分けを行っており、作業員が20日夕、一般ごみに混じって袋の中に入れられていた子犬を発見した。
作業員は「子犬はまだ動いていて、自分でごみ袋からはい出ようとしていた」「ベルトコンベヤーから穴に落とされる前にラインを止められたのは幸運だった」と話す。
子犬はプードルの雑種で生後数カ月。ごみ容器から回収されてこの施設に運ばれて来たとみられる。サンフランシスコの動物管理当局によると、首と頭と耳に動物にかまれたような傷があるという。
当局は、「ごみの中から出て来た小さな宝石(gem)」の意味を込めて子犬を「ジェム」と命名した。獣医師の治療を受けさせた後に、里親を探す予定だという。
当局は飼い主を探すとともに、子犬がけがをしてごみの中に入っていた経緯を調べている。