チーターの赤ちゃん5匹誕生、ライブ映像公開 米スミソニアン研究所

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チーターの親子は飼育舎に設置されたカメラの映像で見ることができる/Smithsonian Conservation Biology Institute

チーターの親子は飼育舎に設置されたカメラの映像で見ることができる/Smithsonian Conservation Biology Institute

(CNN) 米バージニア州のスミソニアン保全生物学研究所(SCBI)が、誕生したばかりのチーターの赤ちゃんのライブ映像を公開している。

5匹の赤ちゃんは12日、同施設で5歳の母親「ロザリー」から生まれた。親子の様子は飼育舎に設置された「チーターカブカメラ」でライブ中継されている。

時折赤ちゃんたちの鳴き声が聞こえることもある。同研究所によると、これはお腹がすいたり、寒さを感じたり母親を探したりしているときに出す声だという。

「初めての出産だったロザリーが、赤ちゃんたちを上手に育てる様子に報われる思いだった」。チーターの繁殖を手がける生物学者で、米動物園水族館協会のチーター種保全計画を率いるエイドリエン・クロージャー氏はそうコメントした。

父親は10歳のオスの「ニック」で、2頭の交配は7月9日と10日に行い、8月16日の超音波検査でロザリーの妊娠を確認した。

SCBIなど10施設は、米国で飼育されているチーターの繁殖を目指す活動を行っている。

アフリカやイランに生息する野生のチーターは、約7000~7500頭が残されている。

SCBIは、ロザリーが毛づくろいや授乳をしたり一緒に遊んだりして赤ちゃんとの絆を深めてもらうための空間を提供している。5匹の性別はまだ不明。

「ウェブカメラでは、チーターの親子が成長し、遊んだり身の回りを探検したりする様子が眺められる。その体験が喜びをもたらし、絶滅の恐れがあるこの種に対して一層深い関係を感じてもらう助けになればと思う」とクロージャー氏は述べている。

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