最後に残ったキタシロサイ、2頭のうち1頭が繁殖計画から引退

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
繁殖プロジェクトから引退するメスの「ナジン」/Ben Curtis/AP

繁殖プロジェクトから引退するメスの「ナジン」/Ben Curtis/AP

(CNN) 絶滅の瀬戸際にあるキタシロサイの繁殖を試みている研究チームが、世界で生き残った最後の2頭のうち1頭を、繁殖プロジェクトから引退させると発表した。

引退させるのは32歳のメスの「ナジン」。「倫理的」な理由から卵子の採取を中止する。これで繁殖プロジェクトに残されたキタシロサイは、ナジンの娘の「ファトゥ」1頭のみとなった。

サイは密猟者に狙われて頭数が激減し、キタシロサイは絶滅の瀬戸際に追い込まれている。

ナジンはチェコのサファリパークで1989年に生まれ、個体数の回復を目指す繁殖計画の一環として2009年にケニアの保護施設に移された。

当時は娘のファトゥのほか、世界最後のオス2頭が一緒だったが、オスは14年と18年に死んだ。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「生き物いろいろ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]