ホリデーシーズン彩る「クリスマスツリー星団」、NASAの宇宙望遠鏡で撮影

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地球から2500光年の距離にある若い星々からなる「クリスマスツリー星団」/NASA/CXC/SAO

地球から2500光年の距離にある若い星々からなる「クリスマスツリー星団」/NASA/CXC/SAO

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の2つの宇宙望遠鏡が捉えた新たな画像が、クリスマスシーズンの盛り上げに一役買っている。1枚は緑色の光の中に浮かぶ星々の集まりがクリスマスツリーのように、もう1枚は矮小(わいしょう)銀河を形成する星々がスノードームの中で舞う粉雪のように写っている。

このうちチャンドラX線観測衛星が撮影した天体は、地球から約2500光年離れた「NGC2264」。「クリスマスツリー星団」とも呼ばれる若い星々の集まりで、緑色に輝くガス状の星雲が周囲を取り巻くその姿は、電飾付きのクリスマスツリーさながらだ。

星団内の星は誕生から100万~500万年経過しており、太陽より小さいものもあれば大きいものもある。

今回の新たな合成画像は、ツリーの頂点が上方へ来るよう時計回りに160度回転させている。動画化したバージョンに見える青と白の明かりは、チャンドラが検知した若い星々が発するX線の光。ツリーを思わせるガス状の緑色の光は、アリゾナ州の砂漠に設置した別の望遠鏡が検知したものだ。

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