サイエントロジーがトム・クルーズに恋人をあっせん? 米誌報道
(CNN) 米俳優トム・クルーズさんがかつて、自身の信仰する新興宗教サイエントロジーから恋人のあっせんを受けていたとする米芸能誌バニティ・フェアの記事が、論議を呼んでいる。
同誌が電子版で紹介した10月号の記事によると、2001年にクルーズさんが女優の二コール・キッドマンさんと離婚した後、サイエントロジーが恋人探しの秘密プロジェクトを開始。04年にサイエントロジーの指導者デビッド・ミスキャベッジ氏の妻、シェリーさんが中心となり、信者の女優らを呼んで「オーディション」を実施した。
女優らは別の理由で呼び出されたが、「トム・クルーズをどう思うか」などと質問された。この中から最終的にナザニン・ボニアディさんが選ばれ、同年11月から翌年1月まで交際したという。
この記事に対して、クルーズさんの弁護士は4日、「古いゴシップ記事の焼き直しで情報源も偽物だ」と全面的に否定するコメントを出した。
サイエントロジー側も「ナンセンスだ」「どの信者にも花嫁をあっせんしたことは一度もない」と反論。記事の情報源は少数の反サイエントロジー活動家らで、ボニアディさんもその1人だと主張した。活動家が情報提供と引き換えに金を受け取っていた可能性も指摘したのに対し、同誌の報道担当者は「情報提供者を金で雇うことはあり得ない」と述べた。
クルーズさんはその後、女優ケイティ・ホームズさんと再婚したが、今年7月に離婚している。