フィーゴがFIFA会長選に立候補の意向
(CNN) サッカーの元ポルトガル代表選手のルイス・フィーゴ氏が、5月に予定されている国際サッカー連盟(FIFA)の会長選に出馬する意向を明らかにした。
フィーゴ氏は42歳。かつてスペイン一部リーグのレアル・マドリードやバルセロナでプレーし、ポルトガル代表としては2002年と06年のワールドカップ(W杯)に出場している。
「私はサッカーのことを大切に思っている。だからFIFAのイメージを巡る、現在のみならずここ数年にわたる状況は気に入らない」とフィーゴ氏はCNNに述べた。
「インターネットでFIFAを検索すれば、最初に出てくるのはいい言葉ではなく、スキャンダルという言葉だ。つまり、まず取り組まなければならないのは変化であり、FIFAのイメージ改善に向けた努力だ」
選手や監督ら多くのサッカー関係者やファンの声を聞き、FIFAには変革が必要だと確信するに至ったというフィーゴ氏。「今こそ指導部や組織、透明性、団結に変化を起こすときだと考える」と語る。
立候補の締め切りは29日。立候補に必要なFIFA加盟5協会の支持はすでに取り付けているという。
会長選には現職のブラッター氏(78)のほか、アジアサッカー連盟の副会長を務めるヨルダンのアリ・ビン・フセイン王子やオランダサッカー協会のファンプラーグ会長らも出馬予定。なかでもブラッター氏のサッカー界への影響力は大きく、倒すのは容易ではない。
「最強のチームとの試合でも最弱のチームとの試合でも、自分と相手のどちらが勝つかは分からない」とフィーゴ氏は言う。「それがスポーツのすばらしさだし、今回の出馬のすばらしさでもある」