スペインで伝統の「人間の塔」大会、高さや形状など競う
(CNN) スペイン北東部カタルーニャ州のバルセロナでこのほど、数百年続く伝統行事「人間の塔(カステイ)」の競技大会が開かれた。
行事は、スペイン・タラゴナで18世紀に始まったとされる。同一色のユニホームを着用したアマチュアのメンバーがそれぞれの肩の上に乗って幾層もの形状を作り上げ、塔の高さやそのデザインの緻密性などを競い合う。多い時には400人もが1つの塔の誕生に加わるという。
塔の最下部は体格が頑健な男性が選ばれ、頂点部分には子どもが起用されるのが普通。塔が出来上がった後、参加メンバーが落下などせず形状を崩していく妙技も審査のポイントとなる。
今年の大会の優勝チームは伝えられていない。