マドンナ、ツアーの追加公演を発表 性的少数者「祝福」の舞台に
(CNN) 米歌手マドンナは27日、「ザ・セレブレーション(祝福)ツアー」と題した今年の世界ツアーに、性的少数者を「祝福」する特別公演を追加すると発表した。
12月22日の南部テネシー州ナッシュビルを含め、来年1月にかけて米国内の8都市で追加公演を開く。
米国では最近、心と体の性が一致しないトランスジェンダーや、「ドラァグクイーン」と呼ばれる女装パフォーマーを規制する州法が相次いで成立している。
テネシー州のリー知事(共和党)は今月2日、未成年のトランスジェンダーへの性別適合治療を禁止する法案と、公共の場でのドラァグショーを禁止する法案に署名した。
マドンナは27日、性的少数者に対する抑圧は「容認できないだけでなく、非人間的」だと主張。子どもたちを守るためと称するこうした法律は「根拠がなく、嘆かわしい」と抗議した。
今回のツアーではこれまでのヒット曲を演奏するほか、全公演でスター・パフォーマーのボブ・ザ・ドラァグクイーンをゲストに迎えることになっている。