メキシコ移民施設の火災、死者40人に

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建物から負傷した移民を運び出すメキシコ当局と消防士ら=27日/Jose Luis Gonzalez/Reuters

建物から負傷した移民を運び出すメキシコ当局と消防士ら=27日/Jose Luis Gonzalez/Reuters

(CNN) メキシコ当局者によると、同国北部チワワ州の米国境に近い町シウダーフアレスの移民施設で27日に発生した火災の死者は、28日までに少なくとも40人に達した。

火災は27日午後10時過ぎ、移民局(INM)が運営する収容施設の宿泊棟から発生。当局はこの直前、市内で移民の集団を拘束、連行していた。

夫が負傷したベネズエラ移民の女性/Jose Luis Gonzalez/Reuters
夫が負傷したベネズエラ移民の女性/Jose Luis Gonzalez/Reuters

INMによると、施設には当時、中南米出身の男性68人が収容されていた。火災で29人が負傷し、地元の病院へ緊急搬送された。

中米グアテマラの移民当局は、死者のうち少なくとも28人が同国出身者だったことを確認した。

メキシコのロペスオブラドール大統領は、施設に収容されていた男性らが送還されると知って抵抗するため、入り口にマットレスを置いて火をつけたことが、予期せぬ結果を招いたとの見方を示した。

同氏はまた、収容者は中米や南米ベネズエラからの移民だったことが分かっているとしたうえで、死者の名前や国籍は正確に把握できていないと述べた。

連邦当局が詳しい経緯の調査に乗り出しているという。

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